「美容と栄養」
紅茶
紅茶は、茶の葉を完全発酵させた強発酵(全発酵)茶です。
ちなみに茶葉を全く醗酵させないものが緑茶で、ある程度発酵させたものが烏龍茶です。
これを更に発酵させたものが紅茶になります。
紅茶は全発酵されたお茶です。
その紅茶が出来あがるまでの製造は大きく5つの工程(萎凋 揉捻 発酵 乾燥 選別)にわけられます。
緑茶は発酵していないお茶です。
葉は酵素を非活性化する為に蒸され粗揉・揉捻・乾燥・選別 されます。
烏龍茶は半発酵されたお茶です。
日干発酵、室内発酵、釜炒り、乾燥の段階に分けられます。
発酵が進むにしたがって、カテキン類が減ったり酸化されて渋みや苦味が弱まり、甘味が出てきます。
紅茶では茶葉に含まれているカテキンは醗酵過程で紅茶ポリフェノールと呼ばれるテアフラビンに変化します。
テアフラビンは紅茶の赤味の色素であるとともに、強力な抗酸化作用を発揮します。
<成分>
●アミノ酸
茶葉に含まれる窒素化合物のうち、水溶性のアミノ酸は紅茶液に溶け出して、滋味(うま味)を付与します。
しかし、緑茶に比べてその含有量は少なく、緑茶がアミノ酸のうま味と言われるのに対し、紅茶はタンニンの味といわれる所以です。
●タンニン
紅茶の水色と味(渋味、滋味、コク)に最も関係があり、タンニンの多い紅茶ほど良品質とされています。
●フッ素
微量ながら紅茶に含まれ、湯によく溶けだします。
歯の健康を保ち、虫歯を予防する働きがあります。
●カフェイン
紅茶のコクや味の深みを増すものと考えられています。
* 紅茶とコーヒーのカフェイン含有量は、茶葉と挽き豆で比較すれば100g中2.8g対2.2gと紅茶のカフェインが多いのですが、浸出液ではコーヒーの方が多くなります。
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