「美容と栄養」
脂肪酸
脂肪酸は食品中に含まれる脂質の主な成分です。
脂肪酸は、その構造によって、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸に分けられます。
脂肪酸は数個から十数個の炭素が一列につながって出来ています。
脂肪酸とは、鎖式モノカルボン酸の総称で、RCOOHの様な一般式で表されます。
脂質の構成成分として利用されるほか、生体内ではエネルギー源として代謝されます。
飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸があります。
ステアリン酸のように炭化水素基が単結合だけでできている脂肪酸を「飽和脂肪酸」、オレイン酸のように、炭化水素基に1個以上の二重結合を含む脂肪酸を「不飽和脂肪酸」と呼びます。
飽和脂肪酸は融点が高いため生体内で凝固しやすく、また中性脂肪やコレステロールを増加させる作用があるため摂り過ぎると動脈硬化などの原因となります。
飽和脂肪酸は、肉や乳製品などの動物性食品に多く含まれている。
飽和脂肪酸を摂りすぎると中性脂肪や悪玉コレステロールを増やす元となり、動脈硬化になる恐れがある。
一価不飽和脂肪酸は、植物性油脂に多く含まれている。
オリーブオイルやキャノーラ油などに含まれているオレイン酸などである。
酸化しにくく動脈硬化などになりにくいため、調理などでも多用されている健康油である。
多価不飽和脂肪酸は、主に魚などに含まれている。