「美容と栄養」

五大栄養素
糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素に、ビタミンとミネラルを加えたものが五大栄養素と呼ばれています。
栄養素の吸収をある程度抑えるため、肥満の予防 にも役立ち、脂肪の吸収を抑えることは、血液中のコレステロールの上昇を防いで、 動脈効果の予防 にもつながります。
また、食後の血糖値上昇を抑えて、インスリン分泌を節約し、糖尿病にも良い効果があるといわれています。
ビタミンは、からだの代謝作用などを活性化させ、からだの調子を整える働きがあります。
ミネラルは、骨や歯の材料になったり、ビタミン同様、からだの生理作用を調整する役割があります。
食物繊維は、穀類、芋類、豆類、野菜、海藻、きのこなどに多く含まれています｡
また五大栄養素に｢食物繊維｣を加えて六大栄養素という場合もあります。

「美容と栄養」

ココア
ココアとは、カカオ豆を発酵、焙煎、圧搾し、脂肪分を減らして粉末にしたもの。
抗酸化力が強いカカオマスポリオフェノールや、労回復作用のあるテオブロミンを含む。
お湯などに溶かして飲むと、毛細血管を拡張して血流をよくし、血圧を安定させる。血液サラサラ効果、便秘改善効果などがあります。
ココア100g中には、たんぱく質/18.9g、カルシウム/140mg、鉄/14.0mg、糖質/42.2g、リン/66mgが含まれます。
食物繊維も豊富で栄養価は高いです。がん、動脈硬化、老化の防止、胃潰瘍、便秘の解消、虫歯の予防に効果があります。
ココアポリフェノールにはケセルチンが多く高い抗酸化力があり、悪玉コレステロールの参加を防ぎ、動脈硬化、脳血栓障害を予防します。

＜ココアの成分＞
カカオポリフェノール（クロバミド、クエルセチン、カテキン、エピカテキン）、リグニン（食物繊維）など。

「美容と栄養」

ゴールデンシール
ゴールデンシールとは北米に生息するキンポウゲです。
北米住民が愛用していたハーブのひとつです。
古くからアメリカインディアンの間で常備薬として使われてきた植物です。
ゴールデンシールは、淋病や梅毒の治療薬として用いられていたハーブで、現在は風邪やインフルエンザ、痔などに使用されており、肝臓の強壮剤としても愛用されています。
潰したり煎じたりしたものが肝臓病、心臓病、熱病や虫除けの薬として利用されてきましたが、アメリカやヨーロッパでは、現在でも一般的な民間治療薬として使われています。
有効成分のひとつ、ベルベリンは黄色ブドウ球菌や赤痢菌、コレラ菌などに対する抗菌作用のほか、整腸、解熱、免疫刺激、抗腫瘍に対する作用などが報告されています。
また風邪などのウイルスにも効果を発揮します。
モルヒネに似た鎮静作用もあるといわれています。