フィトテラピー(植物療法)
フィトテラピーとは、ハーブをはじめとする自然の植物に含まれている薬効作用を用いて身体の内側から美や心身の健康を目指すヨーロッパ伝統の療法のこと。
ハーブティー、森林浴、フラワーアレンジメント、アロマテラピーも、元々植物療法の一種。
ハーブをはじめとする植物の治癒力を使い、体調、皮膚の症状、病気 の予防などに活用していくヨーロッパの伝統医学。
「ハーブティー」「アロマテラピー』もフィトテラピーの1つです。
アロマテラピーは植物の香りの成分「エッセンシャルオイル」を 使用しますが、フィトテラピーでは、入浴材にしたり、湿布にしたり、身体に直接擦り込んだりと、ストレートに使うこともあります。
<フィトテラピー(植物療法)の歴史>
・植物療法(生物学的経験医学)は、古代エジプトの祈祷医師である、イムヘテブ(BC2980)の薬草療法に始まり、同時代の中国やインドの古典医学等の考察により、ギリシヤの医師ヒポクラテスの約200種の薬草による医療となり、その後植物療法の体系を最初に発表したクラウディス・ガレノス(DC131〜200)に至ります。
・パラケルススを経て、尼僧院長で、中世のすばらしい本草書の著者、ビンゲンのヒルデガルドを経て、現代に伝えられた経験医学です。
・この薬草療法を科学の中にとり入れたのが、フランスの医師ヘンリ・レクリック(1870〜1955)で、薬草療法から植物療法へと著しく成長し、植物療法という学問となったのです。
・ヨーロッパにおいては疾病に対して「先ず第一に言葉、次に植物性薬剤、次に作用の強い化学合成療法剤を、そして最後にメス」という言葉があります。
・植物療法は予防療法であり、植物成分が本来、人間の身体に備わっている恒常性と自然治癒能に働きかけ、疾病の予防、保護、手当をする療法です。
<アロマスプレーの作り方>
フィトテラピーは、ご自宅でも気軽に行うことができます。ここで、気分転換をしたい時や消臭など、色々と利用できるアロマスプレーの作り方をご紹介しましょう。
<材料>
ミネラルウォーター 45ml
無水エタノール 5ml
精油 3〜6滴
<作り方>
・50ml のスプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油を落として軽く振って混ぜ合わせます。
・ミネラルウォーターを注ぎ、ふたをしてからよくふってまぜあわせます。
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