【食事ダイエットの種類】
発芽玄米ダイエット
「発芽玄米ダイエット」とは、玄米より食べやすく、脂肪を燃やしてくれるアミノ酸ギャバが豊富な発芽玄米を使ったダイエット法です。
発芽玄米は、玄米を水に1〜3日浸し、胚芽部分が1mmほど発芽したものです。
発芽した玄米は、眠っていた玄米の酵素が起きて活発になり、特にアミノ酸が増加します。
普通の玄米に比べて炊きやすく、消化吸収が良く、独特の甘味が出て冷めてもパサパサしないのが特徴です。
発芽玄米の健康効果・ダイエット効果は近年、特に注目されています。
【発芽玄米ダイエットのメカニズム】
発芽玄米は、玄米を水に浸し、適度な温度環境で発芽させたもので、玄米・白米よりもエネルギー量が少なく、同量の食事でも発芽玄米のほうがダイエットに効果があります。
これはエネルギーとなるデンプンが、発芽のために糖化されることでエネルギー量が減少するからです。
玄米から発芽という命が生まれるプロセスの中で、貯蔵型のエネルギーが活性型のエネルギーへと変化をします。
具体的には、玄米の胚芽や胚乳(白米の部分)にビタミンが増加し、糖質が消化吸収されやすい状態に変化します。
この発芽した玄米の状態は非常に柔らかく、美味しく、しかもビタミンやミネラルの消化吸収効率が極めて高くなり、人間が食べたときの栄養価がぐんと上昇します。
これは、玄米の中のビタミン・ミネラルの吸収を妨げているフィチン酸が、発芽の過程の脱リン酵素の働きによって、リンとイノシトールに分解されるからです。
このため玄米中のビタミン・ミネラルが大幅に吸収されやすくなっています。
ビタミン・ミネラル成分が効果的に吸収されると、体内組織を活性化し、ダイエットに不可欠な基礎代謝能力を上げます。つまり、太りにくく、リバウンドしにくい体質に改善するのです。
また、発芽玄米に含まれるアミノ酸は、脂肪の燃焼を促進します。
アミノ酸は、リパーゼという脂肪燃焼酵素を活発にします。
リパーゼには、脂肪を分解し血中に放出することで、溜まっている内臓脂肪や皮下脂肪を減少させる作用があり、それが脂肪燃焼という形であらわれます。
さらに発芽玄米に含まれ、アミノ酸の一種である『ギャバ(ガンマ-アミノ酪酸)』は、脂肪燃焼効果に加え、抑制性の神経伝達物質として働き、ダイエット中にありがちな過度の食欲やストレスを抑制します。
これら以外にも発芽玄米には、ダイエット・美肌の大敵「便秘」を防ぐ食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、満腹感を促す働きがあり、過食も防ぎます。
糖代謝・インシュリンの分泌を抑える働きもあり、『低インシュリンダイエット』の要素も兼ね備えているのです。
【玄米よりおいしい発芽玄米とは】
「発芽玄米」は、玄米を水につけて、1ミリ程度発芽させたものです。
玄米は発芽する過程で、休んでいた酵素の働きが活発化し、成長に必要な栄養素がフル回転します。
そして、玄米の時よりも各種成分が増加するのです。
また、発芽玄米はとてもおいしいのです。
発芽すると、外皮がちょうどよい具合に柔らかくなり、玄米より格段に食べやすくなります。
ほど良い歯ごたえによって、心地よい食感が得られます。
【発芽玄米に豊富なギャバについて】
発芽玄米が注目される一つの理由は、「ギャバ」という成分が多く含まれることです。
ギャバは、アミノ酸の一種で、正式名称はγ(ガンマ)アミノ酪酸といいます。
脳で生成され、脳の緊張を緩和したり、イライラを防止することが分かっていました。
最近、ギャバに体内の中性脂肪を燃焼する効果があることが認められ、ダイエット食品として大人気です。
発芽玄米に含まれているギャバは、玄米の3〜5倍、白米の10倍にもなります。
その他、発芽玄米は玄米・白米に比べて、インスリンの分泌が少なく、これもダイエット効果があります。
食物繊維も6倍で、野菜不足を補うことができます。
マグネシウム、カルシウムといったミネラル分も豊富に含んでいます。
発芽玄米は、もとよりイライラ防止など抑制性の神経伝達物質として機能します。
それが、ダイエット中の過度の食欲やストレスを抑えたり、リバウンドを防止してくれます。
また、血圧の上昇を抑え、腎臓や肝臓の機能を高めるといった効果も持ちます。
【発芽玄米の食べ方】
発芽玄米は、白米と混ぜて炊きますが、その比率は好みに合わせて自由でかまいません。
例えば、発芽玄米対白米が1対1、あるいは1対3などです。
発芽玄米は研がなくてもいいので、軽く洗って、研いだ白米と混ぜて炊きます。
また、発芽玄米は、発芽率が高く、100%発芽玄米のものを購入するとよいでしょう。
<玄米と発芽玄米の違い>
玄米から発芽した発芽玄米は、一番変化するものとして、フィチン酸があります。
本来、玄米にはマグネシウム・カリウム・亜鉛・鉄・ビタミン等含まれています。
玄米にはこれらの健康維持に欠かせないミネラルが豊富なのにもかかわらず、フィチン酸によって吸収されにくくなっています。
ところが、発芽させることでフィチン酸の形態は変化し、ミネラル類の吸収力が上がります。
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