「美容と栄養」
オボキニン
オボキニンは鶏卵に含まれているタンパク質で、動脈を拡げて血圧を下げる効果があります。
京都大教授らのグループはこのオボキニンのアミノ酸を一部置き換えることによって、オボキニンより100倍高い血圧降下作用を持つノボキニンというタンパク質を作り出すことに成功しました。
鶏卵にはもともと、動脈を拡げて血圧を下げる効果のあるオボキニンというタンパク質が含まれています。
タンパク質は様々なアミノ酸がつながってできていますが、吉川教授らはオボキニンのアミノ酸を一部置き換えることによって、オボキニンより100倍高い血圧降下作用を持つノボキニンというタンパク質を作り出すことに成功しました。
ノボキニンをラットに与えたところ、血圧降下作用が確認されたばかりでなく、血行が良くなるため抜け毛を防ぐことができたり、育毛を促進する効果が確認されました。
抗がん剤投与の3日前から6日間ノボキニンを与えたところ、投与によって引き起こされる脱毛が抑制されました。
現在、この物質を含む大豆が開発中です。
PR