「美容と栄養」
カロチノイド
カロチノイドはカロテノイドとも呼ばれます。
緑黄色野菜や果物に含まれる色素成分の総称で600種類以上あります。
動植物や微生物などがつくる赤、黄、紫などの色素で、体内に入るとビタミンAに変化する。
長い鎖状で、炭素が40個程度つながったものが多い。
脂溶性で水に溶けにくく、抗酸化作用を持つ。
発がん抑制や心臓病予防の効果でも注目されている。
ニンジンのベータカロチンやトマトのリコピンが有名。
ニンジンなどの緑黄色野菜に含まれているのが、βーカロチンです。βーカロチンが体内に入って分解されるとビタミンAと同じ効果を発揮することから、プロビタミンAとも言われています。
αカロチン(にんじん、かぼちゃ)、βカロチン(にんじん、ブロッコリー)、リコピン(トマト、すいか)、ルテイン(ブロッコリー、ほうれん草)などが代表的です。
βーカロチンは、老化や癌の予防に重要な役割を果たします。
活性酸素は、細胞膜をおおっている脂肪酸をいとも簡単に酸化して老化させるだけでなく遺伝子も傷つけてしまいます。
そこで発癌物質を抑える代表的栄養素として注目されているのが、緑黄色野菜などにたっぷり含まれているβーカロチン。
これらは優れた抗酸化作用を発揮し、活性酸素の害を除去してくれるのです。
動植物界に多く分布している黄色ないし赤色の脂溶性色素です。
カロテン類とキサントフィル類に分類されます。
光に対して不安定で、酸化を受けて変色または退色しやすい性質を持ちます。
動物はこのカロテノイドを合成できません。
活性酸素から体を守る抗酸化作用が強く、心臓病や脳卒中、ガンを抑える働きがあります。
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