「美容と栄養」
カンゾウ
萱草(カンゾウ)とは別名忘れ草と呼ばれ百合の仲間で黄色い美しい花を咲かせます。
芽カンゾウとはカンゾウの芽で5センチくらい伸びたものを食べます。
芽が出ておめでたいので正月料理につかわれることもあります。
葉カンゾウとはかんぞうの葉で10〜15センチくらい伸びたものを食べます。
昔から漢方の世界では「百薬の毒を解す」として、作用の激しい薬物を処方する際に、強烈な薬理作用や刺激をやわらげる目的で、カンゾウを配合してきました。
カンゾウの主な有効成分は、「グリチルリチン」で、食中毒、フグ毒、へビ毒、細菌性の毒などに対して解毒作用を発揮します。
また衰えた胃腸の消化・吸収機能を高める効果や止血効果もあり、胃潰瘍や肝臓障害改善に期待されています。
ただし、長期間服用すると、まれに水腫や血圧の上昇などがみられることがあるので注意が必要です。
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