「美容と栄養」
ビタミンK
ビタミンKは、血液を凝固させる働きがある脂溶性ビタミン。
緑黄色野菜やレバーなどに含まれていますが、体内の腸内細菌でも合成されます。ですので、通常では不足することはありません。
ビタミンKは、血液の凝固に関与するビタミンなので、不足すると月経時や鼻血の多量出血や血が止まらないという症状が起こります。
また、骨の形成にも関係するので骨粗しょう症の治療薬としても利用されます。
ビタミンKの一日の摂取基準量(成人)は男:65μg、女:55μgです。
<ビタミンKの特徴>
ビタミンKが不足すると血が固まらず出血多量になったり、鼻血や月経時の多量出血などが起こる。
また、骨の形成にも欠かせないビタミンとして注目を浴びている。
妊娠中や授乳中などは乳幼児のために特に意識的にビタミンKを摂取することが望ましい。
<ビタミンKを多く含む食材>
・納豆
・青汁
・クロレラ
・モロヘイヤ
などなど・・・・
<ビタミンKとワーファリン>
ワーファリンには、血液のかたまり(血栓)ができるのを防ぐ働きがあるが、ビタミンKはこの働きを妨げ、ワーファリンの効き目を弱める。
ワーファリンを服用中は、納豆・青汁・クロレラ・モロヘイヤなどのビタミンKを多く含む食品の摂取を避ける。
特に納豆は、他の食品に比べてビタミンK含有量が多い上に、摂取後に腸管内でもビタミンKを合成するため、摂取を中止しても3〜4日は阻害作用が持続しますので注意が必要。
ブロッコリー・ホウレンソウ・メキャベツ・ニラなどの
青野菜もビタミンKを含んでいるが、こちらは一度に大量に摂取しなければ、摂取を禁止する必要はない。
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