「美容と栄養」
ペラグラ
ペラグラ(pellagra)はニコチン酸の欠乏が原因で起こる病気です。
トウモロコシを主食とする、タンパク質の摂取が少ない中南米に多く見られた病気です
ペラグラ病の症状は、まず皮膚に症状として表れ、日焼けの後の様な黒ずみが現れ太陽の光にあたると悪化します。
手、足、くび、顔などに皮膚炎を起こし、舌炎、口内炎、腸炎のため食欲不振となり、
下痢を併発します。また頭痛、めまい、錯乱状態などの神経症状を起こすこともあります。
次に消化器に障害が現れ、脳の機能障害までも引き起こします。
特にとうもろこしを主食とする地域の人はこの病気になる危険性があります。
とうもろこしにはナイアシンと体内でナイアシンに変換されるトリプトファンの含有量が極めて少ないからです。
日本では、ナイアシンを通常の食事で補うことができます。
また、ナイアシンは、アルコールをたくさん飲む人には不足しやすくなっています。
食品では、かつお、さば、ぶり、いわし、レバー、ささみ、豆類などに含まれます。
PR