「美容と栄養」
母乳
「母乳」は英語では(breast milk)と記載し、哺乳動物の母親から分泌される体液で、母親の乳房から直接哺乳される乳汁を意味しています。
初期の黄色っぽい母乳を「初乳」といいなます。
初乳には、免疫力を持たない赤ちゃんを守るための免疫や栄養が豊富に含まれています。
また母乳で育つ赤ちゃんは粉ミルクなどの人工栄養で育つ赤ちゃんよりも正常な腸内細菌叢(フローラ)の形成が早く行われるといわれます。
初乳の時期が過ぎると、白っぽい「成乳」となり、赤ちゃんの身体を成長させるたんぱく質や乳糖が多くなります。
このように母乳は赤ちゃんの成長に伴って、必要な成分が変化していくといわれます。
赤ちゃんのからだは、生後1週間くらい、母乳の成分で外界微生物から守られています。
そして成長とともに抵抗する力が付いてきます。
抵抗する力は青年期に最大に達し、そのあとは年とともに低下してゆきます。
「乳清たんぱく」には、からだを守る成分が多く含まれています。
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