「美容と栄養」
卵
卵はビタミンCを除くすべての栄養素をバランスよくあわせもった完全栄養食品といわれています。
卵が完全食品といわれるのは、卵にはヒヨコが発生するだけの栄養成分がすべて含まれているからです。
とくにタンパク質については必須(ひっす)アミノ酸のバランスがバツグンで、植物タンパク質だけでは不足しがちな、メチオニンなどの含硫アミノ酸のよい供給源です。
ただし、ビタミンC(アスコルビン酸)は、ふ化途中のヒナが生成するため、卵には含まれていません。
卵白はタンパク質、卵黄は脂肪とタンパク質がそれぞれ主成分です。
卵のたんぱく質には人体に必要なアミノ酸がバランスよく含まれています。
また、卵黄には「レシチン」と呼ばれる成分を含んでいますが、卵黄レシチンは体内で神経細胞の機能を高める働きがあります。
卵(にわとり)100g中には、たんぱく質/12.3g、脂質/10.3g、リン/180g、ビタミンA(レチノール)/140μg、ビタミンB2/0.43mgなどが含まれます。
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