「美容と栄養」
杏仁
杏仁豆腐の「杏仁」は、「あんにん」、「きょうにん」とも呼ばれています。
杏仁は、中国北部山岳地帯を原産地とするバラ科のアンズの種子で、中国及び北朝鮮を主な産地としています。
主成分は脂肪油です。杏仁には苦味種と甘味種の2種類があり、前者は北杏、後者は南杏とも言われていますが、杏仁豆腐は主に甘味種の南杏から作られます。
杏仁は、中国では古来より栄養豊富な食品として食べられており、咳をしずめたり、消化促進解熱作用などがあると言われています。
悪玉コレステロールを減らすオレイン酸、ナトリウムやカリウム、鉄分、カルシウムなどを含んでいます。
また、アミグダリンという成分に薬効があり、中国では漢方薬として利用されています。
咳を鎮める、鎮痛、解熱、利尿、健胃などの作用があります。
但し、多量に摂取すると有害作用を引き起こします。
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