「美容と栄養」
イカリソウ
イカリソウはメギ科の多年草です。
山麓の樹林下などに生え、高さは約25センチ程度になります。
茎・葉は強精・強壮薬としてもちいられます。
強壮、強精の目的で、乾燥した地上部の茎葉を1日量8〜10グラムに水0.5リットルを加えて、煎じながら約半量になるまで煮詰めたものをこして、3回に分けて食間に服用します。
粉末にした場合には、1日量3〜5グラムを3回に分けて服用します。
神経衰弱、健忘症や強壮強精にもよいとされますが、心臓の悪いひとや胃腸の弱い人は飲まないようにします。
イカリソウの地上部には、イカリインという成分が含まれています。
このイカリインを用いての動物実験では、精液の分泌を促進する働きのあることが確認されています。
また、ホザキノイカリソウは、神経衰弱、健忘症、慢性気管支炎、手足のしびれ、更年期の高血圧症、小児麻痺症の治療に用いられて1日量3〜9グラムを煎用します。
ホザキノイカリソウの根は淫羊霍根(いんようかくこん)といい、腰気(こしけ)、月経不順、ぜんそく、鳥目などに1日量9〜15グラムを煎用します。
イカリソウの有効成分としてはイカリイン(Icariin)というフラボノイド配糖体が知られ、これにより平滑筋が弛緩し陰茎などの血流が増える作用がもたらされると考えられています。
かなり弱いですがバイアグラと共通の作用を示します。
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