「美容と栄養」
植物ステロール
植物ステロールは、果物、野菜、植物油、ナッツ、穀物に含まれているステロールという成分の総称です。
ステロールはアルコールの一種で、3位 に水酸基を持つ炭素数27〜29のステロイドの総称です。
遊離状、エステル型、配糖体等の形で、動植物界に幅広く分布しており、生体膜の重要な構成成分でもあります。
一般 に、動物ステロールとして、コレステロールが、植物ステロールとして、スチグマステロール、シトステロール、カンペステロール等が、また菌類ステロールとして、エルゴステロール等が知られています。
主なものにスチグマステロール、ベータシトステロール、カンペステロールなどがあります。
コレステロールに類似した構造をもち、動物性食品に含まれるコレステロールの体内での吸収を阻害します。
そのため血液中の総コレステロールと悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を下げる働きをし、動脈硬化の改善と予防などに効果が期待されます。
また、ベータシトステロールには免疫機能を高める働きもあります。
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