「美容と栄養」
複合たんぱく質
たんぱく質は体内で筋肉や臓器などの構成成分となり、生命を維持するためになくてはならない栄養素です。
たんぱく質はプロテインとも呼ばれていますが、この語源はギリシャ語のプロテイオス「最も重要な」という意味です。
腸の吸収能力は年齢とともに低下しています。
いくら新鮮な野菜、果物を食べても、たんぱく質を吸収しなければ、腸から体内にビタミン、ミネラルを取り込む助けをする酵素がつくられません。
高齢者である程、積極的にたんぱく質を摂取しなければならないというわけです。
たんぱく質は、約20種類のアミノ酸が結びつくことで出来上がっています。
その組成によって、単純たんぱく質・複合たんぱく質・誘導たんぱく質の3つに大別されます。
複合たんぱく質(conjugated protein)とは単純たんぱく質がアミノ酸以外の物質と結合したものをいいます。
結合するものには核酸、糖、脂質、ミネラルなどがあり、それぞれ糖たんぱく質、リポたんぱく質、リンたんぱく質などと呼ばれます。