【医療ダイエットの種類】
遺伝子型ダイエット
体質を決定する遺伝子に着目した新しいダイエット方法が話題になっています。
その名も「遺伝子型ダイエット」。
今まで何度もダイエットに挫折してきた方は注目です。
いままでのダイエット理論は「余分な脂肪をそぎおとす」という方法のみ注力してきました。
これに対し「遺伝子型ダイエット」は、私たちの体質を決定づける遺伝子に注目した方法で、長年にわたり国内外で肥満研究を行ってきた佐藤芹香(さとう せりか)博士が提唱者です。
あらゆる面で私たちの体質を決定づける遺伝子の中で、肥満にかかわるものを「肥満遺伝子」と呼びます。
約50種類あまりが知られていますが、日本人にとって重要なのはβ3AR、UCPI、β2ARの3種類で、日本人の97%はこのうちの少なくとも1種類に異変が見られるといいます。
肥満遺伝子に異常があっても、体重コントロールができている人もいますが、これが原因で肥満になっている人も多いと考えられます。その場合、どの遺伝子に異変があるかによって太りやすい食事や体型に特徴がみられるため、この特徴をもとに効果的にダイエットを行うのが「遺伝子型ダイエット」といいます。
<方法>
自分の遺伝子に合わせた食事と、運動をします。
遺伝子タイプには「リンゴ型」、「洋ナシ型」、「バナナ型」の3つがあり、それぞれの特徴と、オススメの食事・運動法は以下となります。
・ リンゴ型
内臓脂肪太り。
ポコッとお腹が出やすいほか、腕、背中などにも脂肪がつき、2重アゴにもなりやすい。
運動は、有酸素運動と腹筋。食事は、最初にたっぷりの野菜やキノコ、海藻類を食べ、次にそこそこ肉や魚などのおかずを食べる。
最後に少なめのご飯やパンなどの主食を。
・ 洋ナシ型
下半身に皮下脂肪が溜まりやすく、太ももにセルライトがたまりやすい。
運動は、下半身の筋トレとストレッチ。
食事は、最初にたっぷりの野菜やキノコ、海藻類を食べ、次にそこそこのご飯やパンなどの主食。
最後に少なめの肉や魚などのおかずを。
・ バナナ型
筋肉がつきづらく、運動が苦手。一度太るとやせにくい。
運動は、全身の筋トレを。
食事は、最初にたっぷりの魚、肉、豆腐などのタンパク質を。次にそこそこの野菜やキノコ、海藻類を食べ、最後に少な目のご飯やパンなどの主食を。
<遺伝子型別エクササイズでダイエット>
・ りんご型エクササイズ
有酸素運動で内臓脂肪を燃焼するのが効果的。
仰向けになり足は肩幅ほど開き、両手を頭上で組み、上半身を起こすと同時に片方のひざにタッチ。
起き上がる時に息を吐きながら左右交互に連続でリズミカルに。
朝晩30回。
・ 洋なし型エクササイズ
筋肉を動かすことで、皮下脂肪が分解しやすいよう働きかけるのが効果的。
横向きに寝て、お尻上部の筋肉を意識しながら足をまっすぐ伸ばした状態で上下に動かします。
両足とも朝晩30回ずつ。
・ バナナ型エクササイズ
筋肉が少なく脂肪が燃焼しにくいので、全身の筋肉を鍛えるのが効果的。
立った状態から体を「く」の字に丸めて両手はひざの上に乗せ、片足を蹴りだしながら手を前方に伸ばします。
手先からつま先まで一直線に伸ばしきったら5秒間静止。
軸足を交互に変えて朝晩10回ずつ。
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