「美容と栄養」
銀杏
銀杏(ぎんなん)はいちょうの実です。
漢方薬では肺の働きを高め、喘息を鎮める効果があるとされてきました。
ぎんなんには、炭水化物、タンパク質、ビタミンA・B・C 、ミネラルなどが多く含まれています。
特に炭水化物の糖質、ミネラルのリン酸とカリウム、ビタミンAのカロチン・A効力など、栄養満点の食べ物です。
また、タンパク質はアミノ酸バランスがよく、しかも良質で、ビタミンBのチアミン・リボフラビンも含んでいます。
これだけたくさんの栄養分の入ったぎんなんは、いったいどのような効能があるのでしょう。
銀杏100g中には、リン/120mg、カリウム/700mg、ビタミンB1/0.28mg、ビタミンC/23mgなどが含まれます。
<ぎんなんの食べ過ぎには注意>
ぎんなんには、神経に働くビタミンB6の作用を妨げるメチルビリドキシ(MPN)という中毒物質が含まれており、それが原因でけいれんなどの中毒が起きることがあります。
大人は肝臓にMPNを解毒する酵素がありますが、幼児は解毒能力が発達していないため中毒になりやすく、時には死に至ることもあるということです。
おいしい食材だけに、ついつい食べ過ぎてしまいますが、量を決めて食べるようにしましょう。
【銀杏の品種】
金兵衛
久寿(久治)
藤九郎
栄神
【旬】
10月頃の採れたてから3ヶ月間ぐらいがおいしいです。
半年も経つと実が縮み、 黄色くなって弾力も無くなって味が落ちてきます。
【特産地】
原産は中国。日本全国に植わっています。(ほとんどは人間が植樹したもの)
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