「美容と栄養」
キサントフィル
キサントフィルとはカロテノイド(カロチノイド)のうち、化学構造に水酸基をもつ化合物を総称してキサントフィル類と呼びます。
キサントフィルは別名ルテインともいいます。
キサントフィルは葉の葉緑体や動物の卵黄・黄体などに含まれる黄色の色素のことで、ホウレンソウやブロッコリー、芽キャベツに多く含まれています。
目の機能を維持・増進する栄養成分として、ビタミンAやβ−カロチンがよく知られていましたが、近年、ルテインを多く含むほうれん草や緑黄色野菜には、黄斑変性症や白内障にもよいということも明らかになってきました。また、抗酸化作用により、太陽光から網膜を保護する作用も明らかになっています。
一般にカロテン(カロチン)に比べてメタノール、エタノールなどに溶けやすく、石油エーテル、二酸化炭素などに溶けにくい性質を持ちます。
結晶の色は主に赤褐色を呈色します。
ルテイン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、カプサンチンなどこれに属します。
PR