「美容と栄養」
セロトニン
セロトニンは脳の神経伝達物質のひとつです。
必須アミノ酸のリプトファンの代謝過程で生成されます。
視床下部や大脳基底核、延髄の縫線核などに高濃度に分布しています。
脳の神経伝達物質として存在するドーパミンやノルアドレナリンに蓄積されている情報をコントロールすることで精神を安定化させる効果を持ちます。
セロトニンが少なくなるとセロトニン欠乏症として感情にブレーキがきかなくなったり、精神が不安定になったりします。
うつ病やパニック障害などの疾病が体内のセロトニンと深くかかわっていることが判明しています。
近年の調査結果では、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが視床下部神経核のセロトニン活性に影響を及ぼすことが明らかになり、 エストロゲンとプロゲステロンの分泌が減退する黄体期後期にはセロトニン分泌も低下することが知られています。
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