「美容と栄養」

ラクトフェリン
ラクトフェリンとは、タンパク質の一種で、ほ乳類の唾液や涙などの分泌液に含まれているが、中でも母乳に特に多く含まれている。
ラクトフェリンは母乳以外にも唾液や涙、鼻汁など体内の外分泌液、粘膜液、白血球の一種である好中球に存在し、外部から進入する細菌やウイルスからの攻撃を防ぐ防御因子のひとつと考えられています。
ラクトフェリンには、強い抗菌作用があり、大腸菌やO-157、ガンジダ菌などを殺菌する働きがある。
また、Ｃ型肝炎にも効果があるとされており、全体として抵抗力を高める効果をもたらすとされている。
特に出産直後の母乳に大量に含まれるのは、免疫力のない赤ちゃんを守るためだと考えられます.
また、体内で鉄分の吸収の調整をする働きがあるため貧血にも効果があるといわれています。
ラクトフェリンは熱に弱いため加熱された乳製品にはほとんど含まれないという弱点があります。