【運動ダイエットの種類】
7秒ダイエット
「7秒ダイエット」とは、アイソメトリックスというトレーニング方法をアレンジしたもので、特別な道具も場所も必要とせず、文字通りいつでもどこでも7秒でできるダイエット法です。
筋肉は、数秒間全力で力を入れると最大に筋力を発揮します。
その力を入れる時間が7秒間です。
これが基本のトレーニングです。この簡単なトレーニングを毎日続けることで、効率よく筋肉を増やし、基礎代謝を高めて太りにくい体になっていきます。
【ポイント】
1)
7秒間力を入れて静止する
2)
7秒間呼吸を止めないこと
3)
1ポーズを5回行う
【7秒でできるトレーニング法】
アイソメトリックスとは、場所、特別な道具を必要としないで、いつでもどこでもできる筋力トレーニングのことです。
アイソメトリックスは短期間のトレーニングで筋肉が増加し、基礎代謝量を増加させる効果があります。
体の中でも大胸筋、広背筋、大腿四頭筋、腹直筋などの大きな筋肉を鍛えるのが基本です。
筋肉は、通常、力がかかっていると太くなっていくが、筋肉の繊維が増えているわけではありません。
ところが、力が加わって7秒くらい止めると、筋肉の繊維が増えるのです。
たとえば、壁や柱などのように動かないものを全力で押すとか、バスタオルなどのように伸び縮みしないものを引っ張るという単純なトレーニングを行ないます。
筋肉は、全力で力を入れると数秒で最大筋力を発揮するようになります。
その状態で止めて、合計7秒のトレーニングが基本となります。
こうして、効率良く筋肉を増やしていけば、基礎代謝が高まって、太りにくい体になるのです。
女性は、筋肉というと「ムキムキになるのでは」と心配しますが、7秒ダイエットでは筋肉ムキムキの心配はなく、そもそも女性は筋肉がつきにくい体質なのです。
【エクササイズの3つのポイント】
このエクササイズの特徴は、家庭にあるバスタオルや電車の吊革、オフィスのロッカールームやデスクを利用してどんなところでもトレーニングすることができ、特別な用具がなくても行えることです。
また、筋肉痛になりにくかったり、関節への負担が少ないので、トレーニング初心者でも簡単に始めることができます。
エクササイズを行うにあたってのポイントは3つあります。
1)
「ここを引き締めたい」という鍛える部分の筋肉を意識しながら押したり引いたりすること。
2)
力を入れている7秒間は、呼吸を止めないようにする。
3)
ひとつの動作を全力で行うこと。このときに全力だからといって呼吸を止めてしまったりしがちだが、それは禁物である。
必ず呼吸をしながら行うことがポイントとなる。
ひとつのポーズを7秒間行い、少し休憩して、さらにもう7秒間行います。
こうして1ポーズ7秒間を5回行います。
1日にこれを3回、週に3、4日行うと効果的です。
始める前に、軽いストレッチをしておいたほうがよいでしょう。
また、余裕があれば7秒ダイエットに太極拳やバランスボールなど、ゆったりした動作をする運動をミックスしてみるとよいでしょう。
<7秒ダイエットの引き締めたい部分別運動>
わき腹⇒立った状態で、右足でタオルの端を踏み、右手で反対側の端を短めに持つ。
左ひじを頭の上まで上げて、わき腹を伸ばして7秒、反対側も同様に。
腹筋⇒イスに座り、太ももにタオルをかけ両端を握って下に向けて押し下げる。
同時に押さえられた足を上に持ち上げるように力をいれて7秒。
両ももとも同様に。
ヒップ、裏もも⇒イスに座り、背もたれを後ろでにつかむ。
足を床からすこし浮かせ、一番近いイスの足にかかとをつける。
そのまま後方に力を入れながら7秒。
外もも⇒イスに座り、両太もものまわりにタオルを巻きつけ、上で交差させる。
タオルの両端を握ったまま思いきり引っ張ると同時に、太ももを開くように力を入れて7秒。
上腕、胸筋⇒体の前でタオルの両端を握り、胸から15CM程度の位置で左右に引っ張って7秒。
背筋⇒うつ伏せに寝て、左手をあごの下へ、右手を前方へ伸ばす。
同時に左足を浮かせるようにして7秒。
反対側も同様。
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